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コンピュータの話ばっかりでは面白くないので、私のもう一つの趣味を紹介してみます。
ここ十数年、万年筆をコレクションしています。基本的にはPelikanの400ばっかりに手を出しています。
それも1980年ころのやつばっかり集めてます(実際には400ではなく#500とマニアの間では呼ばれている)。
montblancのものは1950年代のものを愛用していますが、Pelikanについては1990年前後のものを
決め打ちしています。
すでに一生使っても使い切れないだけあると思うのですが、それでも特定の型番のものがebayや
海外の通販ショップにでてくると買ってしまいます。
上の写真はその一部のもののキャップです。
その中でも今回は普通の人は買わないだろうと思うやつを紹介します。
これがPelikan toledo M700です。
400台と同じサイズで、ペン先やキャップ、ピストン、尻軸に互換性があります。
さすがドイツというか、Pelikanのものは70年ぐらい前のものでも現在売っているやつと
ネジの互換性があり、壊れたら交換することができます。
M700は軸の部分が金メッキされた純銀製です。
これが軸の部分です。
大分使い込んでいるので、不純物の多い金メッキが硫化して黒ずんできています。
ペリカンの絵の中の彫り込まれた部分は職人が一本づつてで掘ってるそうです。
その中でも、この一本は珍しいものです。下の方に型番が入っているのが写真から見えると思います。
さらに拡大したものがこれです。
こんなものは万年筆マニアにしか自慢できないのですが、先頭の数字が1になっています。
これはK 31さんが最初に作ったものということらしいです。なので2本目は 2/K 31になっています。
まあ、それだけですけど。
使い心地ですが、はっきり言って万年筆の使い心地の90%ぐらいはペン先が決めてしまう気がするので
M700独特の書き心地というのはあまり感じません。
銀製で重いので、一切力をかけなくてもかけますが、ちゃんと調整したペン先を使えばもっとかるい
ふつうの400でも0筆圧でも筆記できます。
だれかに進められるかというと、手を出さないほうがいいんじゃない?という感じです。
沼にはまってしまいます。
それで、なぜ1980年代のものばっかり集めているかなのですが、一応理由があります。
それはまた今度書きます。
ちなみにこれは普通に10万越えの値段します。狂った世界ですね。
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